万策尽きた時。

経営という事を通して沢山の困難やトラブルを経験しました。「一時は全てを放り出して旅にでよう」そう考えた事もあります。そしてある日、それを行動に移しました。バイクにありったけの装備をくくり付け、行き先も決めずに出発しました。


別れ道では、落ちている小枝を拾ってそれが倒れる方向に進んだのです。一日走って辿りついたのは長野でした。できるだけ安い宿を探し一泊する事になりました。


道中、様々な事が頭の中を過りました。「このまま・・どうしよう・・」そんな事が頭を過りつつの運転。いつもなら楽しいはずのバイクの旅。しかし、この時は逃げたくてしかたがなかったのです。何から逃げるのかさえ解らずに走り続けました。


その困った事態は、その時に始まったものではありません。かれこれ5年近く誰にも相談できずに悩み苦しんでいた事態です。経営するには非常に苦しい場面に遭遇する事も少なくありません。売上は絶頂期から半分に落ちていました。資金繰りも追いつかず、万策尽きたという場面での事です。


かれこれ25年は経っている相棒、Honda XLR250は僕と同じくらいの疲れたバイク。様々な場面を共にしてきました。しかし、今回ばかりは僕と同じように調子も上がらず普段エンジンが止まるなんて事もないのに、何故か止まってしまう事が数回ありました。


「まるで旅に出たって何も解決しない」と言っているかのようです。本当にその通りでした。現状から逃げたいばかりに旅に出たのですが、やっかい事はどこまでも追いかけて来るのでした。


僕は、わずか一泊でその先を断念しました。何処までも追いかけてくる苦悩と真正面から向かい合おう。その考えは眠れない夜、夜通し考えて決心した事です。


帰ってからも、苦悩との戦いは続きました。しかし、ある事を実行する事により苦悩と決別する事にしたのです。その準備をしながら、10年以上ヨーガの講師をしている妻にお願いして瞑想を教わる事にしました。


初めは、ユーチューブを観ながらこっそりやってみようと思い誰もいなくなった職場で、マインドフルネスの瞑想を始めました。すると、意識をして呼吸をしているうちに、心の感情の蓋が取れたかのように涙が止まらなくなったのを覚えています。今まで我慢してきた感情が溢れだし、気持ちが楽になっていく様子を自分自身が体験しました。

「もっと早くこれに出会っていれば」そんなふうにも想い返す事が今ではできます。マインドフルネスのプログラムは、慢性疼痛や不安症、鬱などの回復を目的に世界中の様々な病院で取りいれられています。また、科学的な研究も進み沢山の事が根拠を持ち始めています。


僕の会社は、以前様々な企業から「出資をするので全国展開しましょう」というありがたい声を頂いてきました。全てお断りしてきたのですが、そんなステージの時もありました。


ビジネスや人生における様々なステージ。苦悩や苦痛に頭を抱えていらっしゃる方も少なくないと思います。そして、ビジネスや人生のステージ毎に正しい判断ができていれば。という事も自身の経験から見出せます。本格的にマインドフルネスの勉強をし、実践をしながら、ビジネスや人生においての転換期、あるいは「自分がかわらなくちゃ」と思われている方の為に講師になりました。上記にあるような鬱や重度の不安症の方は医療機関で行われる治療としてのマインドフルネスを受診くださったほうが良いでしょう。僕の行うマインドフルネスは、会社経営者、リーダー的な立場の方、モノ作りをしている方やアーティスト。そして仕事とは関係なく「より状況を良くしたい」や「自身が変わっていきたい」「やりたい事が沢山あって、何からやっていいかわからなくなってしまった」という方に向いています。


沢山の困難や苦悩を乗り越えてきた事が僕自身の強みであり、万策尽きても諦めなければ何とかなる。そんな事を織り交ぜながら、あなたの力になる事ができればと考えています。



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